カニクリームコロッケ

ストロベリー畑でまってる(ぜ)

ジャニオタが2.5次元の担当を見つけたかもしれない話

突然ですが、私はかれこれ17・8年ほどジャニーズ事務所のアイドルグループV6のファンをやっています。"細く長く"という表現が一番しっくりくるのですが、無理をせずに、行けるときに行けるだけコンサートや舞台に行き、欲しいなと思った雑誌を購入し、テレビやラジオは視聴できる範囲で楽しみ、CD・DVDは…avexこのやろうありがとうございます!と言いながら3形態揃える…という風にマイペースに応援してきました。
もうこれは多分相当なことがない限り、私の中で一番星の位置に置いておく宝物のようなものになるんだろうなぁとぼんやり感じているし、そういう「好き」を持てていることは幸せなことだと思います。
私のエトワールV6を筆頭に、アイドルという職業の人がとてもすきです。アイドルでかっこいい!と感じたのはKinKi Kidsさんが最初だったように思うのですが、とにかくジャニーズのアイドルは一人を視界に入れれば芋づる式に、グループのメンバーや、先輩後輩アイドルを発見できてとても楽に楽しむことができてすごい。また、モーニング娘。を中心にハロー!プロジェクトのアイドルもかれこれ 15年ほどはライトにファンをしています。さらには、乙女ゲームうたの☆プリンスさまっ♪」にハマったのをきっかけに2次元のアイドルにも注目することになり、今やすっかりドルオタです。

アイドルをこよなく愛する私ですが、近年は2.5次元演劇もたしなむようになりました!きっかけは、知り合いが沼の住人だったというだけの話。2.5次元ブームの先駆けで、今もその最前線を走っている「テニミュ」などは、映像で見たことはあったのですが、自ら劇場に足を運ぶようになったのはここ4年くらいです。
もともと、舞台芸術・エンターテインメントという分野が大好きで、さらに絵を描くタイプのおたくなので二次元も大好物なのだから、ここの水が馴染んで当然だったように今となっては思います。
余談ですが、特にハマっているわけではないですが昔から好きな宝塚歌劇団に関わるの役者さん(これはまあ、坂本昌行さんを追いかけていれば必然的にOGのみなさんを見ることになったからだろう)や、ハロー!をはじめとした女性アイドルたちは、2.5次元演劇の世界との親和性が高いと感じます。宝塚歌劇団は「ベルサイユのばら」という演目がすでに今は2.5次元と呼ばれるようになった漫画原作の舞台ですし、セーラームーンのミュージカルやナルトの舞台に出演している宝塚OGの方もいらっしゃいます。2.5次元をよく手掛ける末満健一さんとハロー!の女の子たちが生んだ名作「LILIUM」、モーニング娘。OGの新垣里沙さんやBerryz工房須藤茉麻さんの活躍の場所など。2.5次元と括られる演劇に親いところで、好きな人たちが活動しているということも、このジャンルに注目するきっかけの一つです。
正直、舞台作品としてのクオリティや、勝手に感じているコスプレっぽさへの気恥ずかしさなど、思うところはたくさんあるのですが、今登り調子のこのジャンルの熱量が楽しくって、この先どうなっていくのかが知りたくって、2.5次元の浅瀬でちゃぷちゃぷしている現状です。

そんな中、密かに憂いていたことが一つあります。
それは、贔屓にしたい役者さんが見つからないこと。

ジャニーズやハロー!を追いかけている身としては、楽しみかたの一つとして、やっぱり熱烈に好きにさせてくれて、自然と目がその人を追う「担当」や「押し」が欲しかったのです。
担当が欲しい…そんな思いを抱えながら観劇を続けていると、この人はもしかしたら、と感じる人に出会うこともありました。
特に、「弱虫ペダル」で出会った北村諒さん。刀剣乱舞(舞台)やおそ松さんも拝見して、お顔の美しさもさることながら、勘の良さみたいなものを感じて注目していました!…まぁ山神がすきなんだ。
同じく弱虫ペダルで出会った鳥越裕貴さん。この人は直近の刀剣乱舞(ミュ)を見るまでは鳴子くんしか見たことがなかったんだけど、とにかくピカピカした陽の雰囲気と、"原作に忠実"にという役作りをあまり感じない我の強さが、このジャンルで際立って見えて興味深かった。
でも担当とするには私の気持ちが浅いんだなぁ…。
贔屓にできる人なんて現れないのかもしれない…浅瀬でちゃぷちゃぷしながら代わる代わる美形の役者さんを眺めているしかないんだ…と、半ば諦めモードでしたが

ついに見つけたかもしれない!

思い起こせば出会いは、忍たま沼にいる友人に見せてもらった、忍ミュのブロマイドだったのかもしれない。ミキティは初代も二代目もかわいい顔をしてるなぁ、としか思っていませんでしたが!
はっきりとお名前を認識したのは昨年見たライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」です。その時もまだ、ハスキーなお声と身体能力の高さ、器用さ、華はあるけど影もあるきれいな子だな、としか思っていませんでした。
その後、ミュージカル「刀剣乱舞」 トライアル公演で再会をはたしましたところ、なかなか本丸に帰らないながら審神者でもある私の懐刀・加州清光よ…。そこは大きな声出すところじゃない!ニュアンスが違う!と思うところもありましたが、総じて声のトーンとテンポの操り方が、斜に構えた加州くんとして小気味良くて好きでした。また、歌わせたらなんと最高に刺と癖のある声質にフックのきいた歌唱よ!さらには三条の刀たちの真ん中に立つ、あの圧倒的センター様力!!!印象に残さざるをえない…。ライブビューイングで見たから感じたことだと思いますが、カメラが加州くんを抜く場面の多いこと多いこと。すげー…この子期待を背負わされてるな…と思いました。
刀ミュは、物語(ミュージカル)パートと、キャラクターがアイドルするライブパートの二本立てで、そのトンチキな構成からジャニオタにかなり評判の良かった作品ですので、私が引っ掛かってもしかたない。しかたないんだ…。まあ、そんな感じで、加州清光おそろしい子…と思いながら帰宅しました。
その後も、刀剣乱舞(阿津賀志山異聞)、NARUTO再演、刀剣乱舞(幕末天狼傳・真剣乱舞祭)と、この一年をかけて、彼が着々と大役を務めながら場数を踏み、芸の肥やしにして成長していくさまを勝手に見守りました。これは本当に嘘じゃないんだけど、別に彼を見るために劇場に足を運んだわけじゃないんだからね!

さて、わかる方にはとっくにわかっていると思いますが、そう、その人は、劇団ひまわり所属の俳優さんの、佐藤流司さんです。

つい最近見た刀ミュの真剣乱舞祭でも、加州清光はバリバリにセンター背負ってライブという名の合戦場を走っていた…。
加州くんのソロ曲「解けない魔法」がまた良いツボを押さえてくれるわけで…まだ東京公演を残していますので、演出について詳しいネタバレは避けますが、初期に感じた一生懸命なかわいらしさではなくて、余裕とセクシーさを備えつつあると思いました。
演じているキャラクターの特徴もあるのかもしれませんが、ピカピカの陽属性センター様では決してないところがたまらなくいいですね。陰属性じゃん。どう考えても夜とネオンと相性がいい。闇の中の照明に映える艶っぽさがいい。うまいとかへたとかじゃなくて、空間を掌握する磁場と表現力がいい。与えられたプレッシャーを背負って毅然と真ん中にいるその立ち姿がいい。
0か100かの好意と悪意を受け止める器なのかもしれない!

…これは、担当していけるかもしれないと思い、その夜、画像を検索してしまってあることに気づいた。
きちんとした舞台化粧を施していない彼を見ることがあまりなかったのでびっくりしちゃった。
私が便宜上「担当」としているけど、その実、信仰していると言っていい、我らがセンター様のデビュー後美少年期に雰囲気が似ているじゃないか!!(個人の見解です)
不良めいた佇まいと小生意気な眼差し、笑うと覗く八重歯…

なんだこれ森田剛(個人の見解です)

よく考えなくてもさっきつらつら書いた、この人のここがいい!っていうの、全部森田くんに感じていることだ。
俄然興味が沸いてきた!私はこの子を2.5次元の担当にできるかもしれない。
…やっとであえたんだね。
と、脳内でUVERworldクオリアが再生されそうになりました。
いやいや待て待て待て、気を確かに、これは刀ミュでアイドルをしている孤高のセンター様である加州清光が好きなだけな可能性がありまくるぞ?自担の面影に迷っているだけという疑いがありまくるぞ?
ひとまず冷静に様子を見ようではないか。
まあ、もう加州くんはなかなか見られないような気がするし、見極めるためにも色んな役を演じている流司くんを見てみるしかないなぁ。

あーあ。信じて尊敬して心酔してる人にいいように使われて裏切られて捨てられる憐れでいじらしいチンピラみたいな役をする流司くんがみたいなぁ!

もうなんだか相当ヤバい気がしますが、2017年内に「いや、違った。そうじゃなかった」か「イエーイ!私の年若い自担だぜ↑↑↑」のどちらかに転がっているような気がします。
その時はまたこうやって文章にできたらいいなぁ。
待っていてサスケくん!今度はそういう目でサスケくんのこと見つめるね!

というわけで、はじめまして。はてなブログはじめました。