カニクリームコロッケ

ストロベリー畑でまってる(ぜ)

モーニング娘。ファンに紹介したい刀十一振り

または、『歌って踊る刀剣男士ファンに紹介したいモーニング娘。』です!!

昨年12月に開催された、ミュージカル刀剣乱舞のコンサートベント「真剣乱舞祭」の、大阪城ホール公演現地と、そこで見つけたかもしれない2.5次元の担当(前記事「ジャニオタが2.5次元の担当を見つけたかもしれない話」参照)を再び見るために東京両国国技館公演オーラスのライブビューイングに参加してきました。
アリーナ規模の会場で平日に東京・大阪で計6回公演、という攻めの姿勢にわくわくしながら観に行ってきましたが、ほぼ8割は客席が埋まっているのに感動しました。
個人的には、2016年はV6のコンサートもなかったため、今年最初で最後のアイドルのコンサートに行くのだ!と喜び勇んで大阪城ホールに行ったので、結果的に“アイドル”のコンサートを見に行ったという満足感を得られなかったし、物販戦争とスタッフの案内誘導の行き渡らなさに憤って帰ってきてしまいました!
しかし、一旦帰宅して、落ち着いてから行ったライブビューイングでは、素直にミュージカルのコンサートイベントということを受け止めて楽しめましたし、はっとした発見もありました。

何を言っているのかわからないかと思いますが、とりあえず、ざっくりと「モーニング娘。」と「歌って踊る刀剣男士」について説明します。

モーニング娘。というグループのことを知っている方はたくさんいらっしゃるかと思います。アップフロントがマネジメントする、ハロー!プロジェクトというアイドル陣営の代表格グループで、「LOVEマシーン」「恋愛レボリューション21」などのヒット曲が有名です。ここ近年では“フォーメーションダンス”などで話題になっていました。
このグループの大きな特徴の一つは、メンバーの「卒業」と「加入」による新陳代謝で進化しながら、今年デビュー19周年を迎える歴史にあるのかなと思います。
現在、グループを構成しているのは、9期~13期メンバーで平均年齢は10代後半くらい。色々なアイドルグループが存在しますが、老舗の看板と歴史を守り発展していくところは、モーニング娘。の特徴であり強みではないでしょうか。
「名前は知っているけど、今はどうなっているのか全然知らない」「解散したんじゃなかったの?」というお声もありますが、過去からでも今からでも、いつでも新しく、いつでも今が一番楽しいと思わせてくれるグループだと思っています。
彼女たちは、2014年から西暦の下2桁をモーニング娘。という名称の後につけた形を正式表記として活動しています。(2017年現在は「モーニング娘。'17」)
今回紹介するのは、「モーニング娘。'14」です。

そして、「歌って踊る刀剣男士」ですが、こちらは人気オンラインゲーム「刀剣乱舞」をミュージカル化した作品、ミュージカル 刀剣乱舞の登場人物たちのことです。
このミュージカルは、初演からCDデビュー、オリコンランクイン、地上波テレビ出演、新作公演、世界遺産でもある厳島神社での奉納公演、アリーナ規模会場でのコンサートイベント、海外公演と、1年と少しで爆発的進化を遂げたコンテンツです。
公演自体が、《1部:ミュージカル(物語)》と《2部:ライブ(アイドル)》で構成されているというなんともトンチキな興業ですが、そのアイデアが振り切っていてとても興味深いです…。
今までに、大きく2つのシリーズを上演していて、1つめに登場した6振りの刀剣男士に「刀剣男士 team三条 with加州清光」、2つめに登場した6振りに「刀剣男士 team新撰組 with蜂須賀虎徹」というグループ名がついています。
最初に紹介した「真剣乱舞祭」というコンサートイベントは、この2つの物語に登場する11振りの刀剣男士が出演しました。


何がどうして「刀剣男士はモーニング娘。'14だった」のかと言うと、キャラクターの配置が絶妙に似ている、と感じたのです!

では、素敵なメンバーを紹介するぜ。
モーニング娘。〈加入期〉:刀剣男士(役者名)〈所属グループ〉
※名前はメンバーカラーみたいな色で色づけ。

鞘師里保〈9期〉:加州清光(佐藤流司)〈三条/新撰組
圧倒的エースで絶対センター様!いっそ孤独だと感じるくらいに一人で中央にいることを望まれ、そしてその場所が似合う孤高さ!
得意でないことも一定の水準まで押し上げるストイックさがあるのだけれど、一言で「真面目」と表すにはあまりに鋭く尖った存在感を放っています。
とにかくかっこいいです。
鞘師さんは、他の女性アイドルグループ、そして過去のモーニング娘。にもいなかったセンターで、少年漫画主人公のようでした。何か不具合があったときに、「自分がいかなければ」と即座に判断してやりきるスキルと度胸があった。加州くんにもそれを感じます。
広島アクターズスクール出身ダンスの天才、加入してすぐにエース・センターとして叩き上げられ最前線で戦った鞘師さんと、2つのグループを掛け持ちして、その両方でセンターを任されて戦ってきた加州くん。それぞれ背負わされたものが重い…。
あと、癖のある声でのパワータイプの歌唱がとんでもなく魅力的!
頼りになる背中でグループを引っ張りますが、年齢的には年少組になる、"年若いうちのエース"というところも共通点かな。
見えている部分以上の情熱と闇を抱えて、自分で輝ける人。


小田さくら〈11期〉:堀川国広(小越勇輝)〈新撰組
そつなくなんでも出来て、達観したような落ち着きを持つエース級の逸材が、サブにいるという事実だけで、グループのロイヤリティが爆上がりすると思います。
立ち姿の可憐さと情念を秘めたパフォーマンス…キーワードは「女優」です。
実は、この記事を書くきっかけになったのは、「美しい悲劇」という楽曲を歌う堀川くんと加州くんのデュエットで、このパフォーマンスにものすごく”りほさく”(鞘師・小田のコンビ名)を感じたからなのです。パワーとカリスマのセンター様と突出した歌唱力と表現力の女優による、補い合うでもなく、持てるスキルで殴り合うデュオが、りほさく以外で見られるなんて!?と感動しました。
歌う堀川くんを見たときの「女優…」という気持ちと、小田さくらさんが歌うのを見たときに「女優…」という感覚は似ていますよ!!
小田さんがたまに言われる、人生何回目?みたいな言葉は、堀川くんにも似合うなと思います。どこかつかみ所がないけど、自分の信じる道に貪欲に挑み続ける人。
可憐さと苛烈さで静かに。


鈴木香音〈9期〉:大和守安定(鳥越裕貴)〈新撰組
石田(和泉守)と配役に迷いました。センター鞘師(加州)とシンメで踊るのなら、石田(大和守)かなぁと。(鞘師・石田はダンスメンなので、よくダンスバトルみたいに二人シンメトリーで踊ってた。加州・大和守は同じ持ち主(新撰組の沖田さん)の刀)
でも、センターとの関係性でいえば、同期で心を許して頼れる存在っていう方がマッチングするような気がしたのでこの配役で。
安定(あんてい)したパフォーマンス力で縁の下の力持ち!お笑いも担当します!ころころ表情が変わってとても愛らしく、笑顔が印象的なポメラニアンです。
ちょこちょこしているように見えてどっしり構えていてくれる。甘えん坊なのかなと思いきや逆に大きな愛で包んでくれる。
この子の笑顔のパワーはすごい。


石田亜佑美〈10期〉:和泉守兼定(有澤樟太郎)〈新撰組
真っ直ぐ爽やかなかっこよさ!
大切にされて、正しさ、健やかさを持って目いっぱい真っ直ぐに伸びているところが、見ていて気持ちいいです。
いろいろ伸びしろしかありませんし、周囲から期待もされているエース・センター候補。
滑り芸からの成長も感じます。(でもぬぐえない独特の笑いの雰囲気とセンス…好きです)
とにかく自信を持って真っ直ぐ行ってほしいと思わされる、応援したくなる。
石田さんはグループ内では年長ですが、9期という同年代の先輩がいるからか、のびのびとやれているんじゃないかなぁと思います。
和泉守さんは末っ子だから安心の放牧&お世話係@堀川くん。
和泉守さんと堀川くんは新撰組の土方さんの刀なのでコンビ扱いされますが、石田さんと小田さんも中々のおもしろコンビですのでよろしくお願いします。


飯窪春菜〈10期〉:蜂須賀虎徹(高橋健介)/長曽祢虎徹(伊万里有)〈新撰組
最年長の落ち着きと、一番の純真さを持っている人かなぁと。
人数が合わなかったので、刀剣男士のほうをがっちゃんしましたが、結構合っていると思います。
ビジュアルの完成度、俯瞰して物事を見てうまく立ち回れる頭の良さ。パフォーマンスはポンコツですが、一生懸命でかわいい。
年長だけど後から来ている立ち位置も似ているかな。
きらきらしたピュアさを持ち続けられる強さがあります。悪ふざけも全力で気持ちいいですよ!
ぜひ、表情や吐息で魅せる技を磨いてほしいなぁと思います。


佐藤優樹〈10期〉:今剣(大平峻也)〈三条〉
宇宙人だ!
天真爛漫だ!絶対にAB型だ!と思わせてくれる天才っぷりです。
本能でパフォーマンスしているな、と感じるんですが、ようするにすごく勘がいいのだろうと思います。求められていることを本能的に理解してこなしてしまう。
自由で独特の感性で生きているけど、実は幼くはないし頭もいい。
アイドルとしての完成度が高いなぁと思う反面、未知数な部分が多くて、次はどんな表情を見せてくれるんだろう?と思わせてくれるミステリアスなところがあります。
今剣さんのきらきらしたかわいらしさの次のセクシーな表情など見てみたい!
佐藤さんは現在故障により療養中です。ゆっくりじっくり治して帰ってきてね。


工藤遥〈10期〉:岩融(佐伯大地)〈三条〉
暴れん坊だ!
がちゃがちゃしていて騒がしい!負けん気が強い!
佐藤(今剣)とニコイチということでこの配置かな。と。
意外となんでもできる器用なタイプだと思います。
ハスキーなお声とあまり癖がない歌唱は一つの持ち味。
工藤さんは、'14時には最年少メンバーですが、研修生から上がってきたということもあって、いつもとても気丈にしていたという印象があります。周囲に気を配って面倒見もよく、自分のキャラクターを早めに武器にできた子だな、と。
男前で豪快担当です。


生田衣梨奈〈9期〉:小狐丸(北園涼)〈三条〉
ポンコツだ!!
クール系のビジュアルにへっぽこパフォーマンス、度胸は満点!
見つめる系のグラビアは任せろ!
器用ではないので、歌い踊りながら必死になっちゃって真顔になってしまうところに、育ちの良さを感じて、こちらが菩薩のような顔になってしまいます。
しかし、グループ内では年長者ですので全体を見る目はしっかり磨かれていて頼れる人。
なついた人に全速力なところと、多くを語らない良い女みたいなところ、あると思います!


譜久村聖〈9期〉:石切丸(崎山つばさ)〈三条〉
立ち位置を早くに自覚して、ハイスピードで自分を高めていったその背中が頼もしい…
ポンっと真ん中に置いても遜色のないバランサーです。
おっとりとした箱入りだけど、意外と大胆なパフォーマンスを見せてくれるところも素敵。
譜久村さんは、モーニング娘。9期として加入しましたが、前期加入から4年ぶりのオーディション、モーニング娘。史上初の研修生上がりで9期最年長。即戦力として期待されてプレッシャーも凄かっただろうなと思いすが、見事に期待に応え続け、センターやリーダーを支えてきたなぁ。そんなところを石切丸さんにも感じるわけで。
あと、声質が二人とも、アイドルグループのユニゾンに絶対必要~!と思います。


道重さゆみ〈6期〉:三日月宗近(黒羽麻璃央)〈三条〉
なんと言っても「この人が殿にいる」という存在の圧です。
存在感がすごい。
道重さんは歌もダンスも得意な方ではなかったです。対して三日月さんは歌唱メン扱いだと思うのでそこは全然違うのですが、絶対センター様に対して裏センター様みたいな扱いが似ているな、と思います。
最後にパスを出しておけば締めてくれるオーラですよ。
道重さんは10年を越えてグループに在籍し、年若いメンバーを従え、リーダーも務め上げた功労者です。もう最後の方なんかは美しさもオーラも神様みたいな扱いだったな。そんなところが天下五剣の中でも一等美しいとされた三日月宗近です。
優しくみんなを見守って、導いてくれる。
いや!もういてくれるだけでいいんです。
道重さんですが、2015年の卒業から2年の休業期間を経て、この春「道重再生」です!


以上。
いかがでしたでしょうか。
いや、いかがも何もないとは思いますが、私が楽しかったです!
何がきっかけになるかわかりませんので、万が一、誰かがこの投稿を読んで、私の好きなものに興味を持っていただけたら、こんなにすごいことはありません。


それでは最後に!
モーニング娘。'14の紹介にうってつけのMVをご紹介!
こちらで身に付けている衣裳が彼女たちのメンバーカラーです!
緑色のバリエーション多すぎとか言わないで!

モーニング娘。'14 『What is LOVE?』 (MV)

※2017年1月現在で、道重さゆみさん、鞘師里保さん、鈴木香音さんは既に卒業。12期メンバーとして4名、13期メンバーとして2名が加入しています。今のモーニング娘。もぜひ、チェックしてみてくださいませ!

そしてこちらは、刀剣男士 team三条 with加州清光です!

刀剣男士 team三条 with加州清光『刀剣乱舞』【OFFICIAL MUSIC VIDEO [Short ver.]  】
11振りで歌っている動画がないのでこれで!
この春には、team新撰組 with蜂須賀虎もCDを発売するようですので、そのタイミングでこちらの6振りの公式MVも上がるんじゃないかな。
次回新作公演も春に決定して、新しい刀が5振り登場します!
今回紹介した刀はほぼ残りませんがいつかまた会えますように。


これからも、きっと進化して続いていく2つのコンテンツ。
年末の紅と白の歌合戦に、モーニング娘。が返り咲くのが先か、刀剣男士が殴り込みにくるのが先か、とても楽しみに2017年も頑張ります!!